

JUNKO’S HEART-TO-HEART CONCERT NO.37
音楽逍遥:
≪音のグラデーション 〜 The Subtle Gradations of Sounds≫
早くも9月を迎えました。いつまでも蒸し暑い日々が続いておりますが、皆様にはつつがなくお過ごしでいらっしゃいますか?
現在、世界そして日本各地で立て続けに起きている自然災害の規模は類を見ないほどで、連日のように飛び込んでくるニュースに “何故今、いちどきに・・・” と、その非情ともいえる状況に胸がいっぱいになります。このような時こそ“闘争”を超え、互いを思い遣り、手を繋ぎ合うことが私たち人類に求められているのではないかとの思いが強まります。
1日でも早い救助・支援・復興が可能となりますことを祈るばかりです。犠牲となられた方々への追悼の念と、被災者皆様には心よりのお見舞いを申し上げます。
さて、心のコンサート・その37 “音のグラデーション”は、10月18日(日曜)午後3時開演(開場午後2時30分)代官山ヒルサイドプラザでの開催です。
お馴染みとなりましたピアニスト、イリーナ・コフマンさんが再びアメリカより来訪いたします。また チラシには掲載されていませんが、モーツァルトの明るいヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 Kv.376 と、私が大好きなアメリカの女性作曲家、エイミー・ビーチの情熱溢れるロマンス、そして今回はチェリスト、室野良史さんとの初共演にてサン=サーンスのピアノ・トリオ第2番をお届けいたします。
サン=サーンスと言うと 『動物の謝肉祭』に収められた余りにも有名で優雅な<白鳥>を先ず思い出されると思いますが、1892年に作曲されたこの第2番のトリオは1888年に母を亡くした彼の晩年の孤独が映し出されているかのような陰影(ニュアンス)を感じる大作です。
演奏の難しさもあるためか演奏会で取り上げられることが少ない作品ですが、彼の心の揺らぎがまるで“音色のグラデーション”のように移り響き、是非に皆様に聴いていただきたいと思って取り上げました。
どうぞご友人もお誘いくださり、ご一緒に出席いただけましたら幸せです。
当日お目にかかれますことを心待ちにいたしております!!
残暑厳しき折どうぞご自愛くださいませ。
大津 純子
2026年9月吉日
*お申込み・お問合わせの電話番号03−3386−8830は犯罪防止のメッセージが流れ、繋がるまでお待たせするかと思います。ご迷惑をお掛けいたしますことお許しくださいませ。
*開催日時:2026年10月18日(日曜日) 15:00 開演 (14:30 開場)
*会場:代官山ヒルサイドプラザ (ヒルサイドテラス内)
*入場料:5,000円(高校生以下 2,000円)
<出演:>
大津 純子 (おおつ じゅんこ) ヴァイオリン Junko Ohtsu, violin
イリーナ・コフマン ピアノ Irena Kofman, piano
室野 良史 (むろの よしふみ) チェロ Yoshifumi Murono, cello
曲目:
*エイミー・ビーチ(1867-1944):ヴァイオリンとピアノのためのロマンス 作品23
Amy Marcy Beach: Romance Op.23 for Violin and Piano Op.23
* カミーユ・サン=サーンス(1835-1921):ピアノ三重奏曲第2番ホ短調 作品92
Camille Saint-Saёns : Piano Trio No.2 E flat minor Op.92
ほか
<略歴>
大津純子(おおつ じゅんこ) ヴァイオリニスト
Junko Ohtsu, violinist
東京芸術大学、米国ジュリアード音楽院卒業。同音楽院在学中にジュネス・ミュージカル・インターナショナル 及び カーネギー・ホール共催のもとニューヨーク・リサイタル・デビュー。ニューヨーク・タイムズ紙上“卓越した演奏““将来を大きく期待される演奏家”と絶賛される。その後、アメリカを拠点に演奏活動を開始。セント・ルイス交響楽団、シモン・ボリバル・ヴェネズエラ国立オーケストラ他と協演。リサイタル・プログラム 《The Artistry of Junko Ohtsu》 はパブリックTVネットワークにて全米40都市で放映され、ラジオ放送出演も数多い。ロックフェラー三世財団より2年間に亘り特別グラント受賞。国際交流基金派遣にてロシア、チェコ、オーストラリア、ベトナム、フィリピン、中南米諸国に於いて公演し賞賛を博す。
『アメリカ』 『ヴァイオリンの詩~ベル・エポック』、スペイン音楽選集『マラゲーニャ』 (各・日本フォンテック)、『Prelude to a Kiss』(BAJ Records)などCD5枚をリリース。『マラゲーニャ』収録曲のE.グラナドス作曲ヴァイオリン・ソナタは、“素晴らしい録音”(音楽評論家・諸石幸生氏)と評価高い本邦初録音となる。アメリカ女流音楽家と構成するEcco Trio(ピアノ・トリオ)による 『アメリカ』 は<レコード芸術>誌「室内楽準推薦盤」に選出された。2011年2月、東北地方民謡集を収めたDVD 『あいの風~Wind from Northeast』 をプロデュース・リリース(その収益全額は東日本大震災復興支援のために寄付)。その意想外の企画とヴァイオリンによる津軽・南部地方民謡(編曲)演奏の新鮮なアプローチは称賛の的となる。
1999年より国立情報学研究所主催 《軽井沢土曜懇話会》(情報工学に於ける権威、故・猪瀬博氏開設)の招待にてレクチャーコンサートを毎年継続。東京・代官山ヒルサイドプラザ年2回開催の≪心のコンサート・シリーズ≫は2005年に始まり現在に至る。2012年出張演奏会≪純子のミニ・キャラバン≫を開始。日本各地の幼稚園・小学校・中学校に“音楽の楽しみ”を届けている。2023年、西武文理大学のホスピタリティ大使・特命教授に就任。執筆・講演の分野にも活動中。https://www.junko002.com/
イリーナ・コフマン ピアニスト
Irena Kofman, pianist
旧ソヴィエト連邦生まれ。アメリカ国籍を得て同国に移住し、マイアミ大学にて博士号取得。ソリスト、室内楽奏者、レコーディング・アーティスト、教育者としてアメリカを拠点にオーストリア、ドイツ、スイス、フランス、東欧を含むヨーロッパ各地、アジア諸国など世界20カ国以上で幅広い多彩な活動を行っている。「煌びやかなフレージングとテクニカル・コントロールに裏打ちされた、深い感情移入と音楽表現がコフマン独自の世界を創出している」とはアメリカ人音楽評論家ローレンス・バドメン氏の称賛の言葉だ。
『アルカンジェロ・ピアノ四重奏団』を設立し長年にわたり活動。また、ダライ ラマ14世による『Compassion as a Pillar of World Peace』大会に招かれて演奏。2013年以降、著名なベルギー人ピアニスト、アンドレ・デ・グロート氏とピアノ・デュオを組み3枚のレコーディング・アルバムをリリース。現在、フロリダ州アトランティック大学准教授、及び、キーボード・スタディのディレクターを兼任。また、クレモナ国際音楽アカデミー教授としても活躍中。数多くの優秀な若手ピアニストを輩出し、優れた教師としての高い評価のもと the American Protégé International Competition(アメリカン・プロテジェ・国際コンクール)から6年間にわたり特別ディプロマ受賞。2018年、アルメニア人作曲家による作品を国際的に紹介する積極的な演奏活動に対しthe Armenian Diaspora Ministerよりメダルを授章。2022年フルブライト・シニア・スカラーとして台湾にて教鞭をとる。大津純子とはアメリカに於ける共演が多く、一緒に新作のレコーディングも行っている。
室野 良史(むろの よしふみ) チェリスト
Yoshifumi Murono, Cellist
6歳からチェロを始め、佐藤明、林峰男、毛利伯郎、H.シャピロの各氏に師事。桐朋学園大学音楽学部ディプロマコース修了。第8回日本室内楽コンクール入選。ソロ、室内楽、古楽、他オーケストラへの首席客演等幅広く活動。また、宮崎国際音楽祭、ドレスデン音楽祭、ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン等の音楽祭に出演。読売日本交響楽団メンバー。
*主催:大津純子室内楽実行委員会
*<お申込み・お問合せ>:
大津純子室内楽実行委員会
Tel&Fax:03−3386−8830 Internet: https://www.junko002.com/
❇︎ Faxご利用の場合は、裏面の申込書をお使いください。
パンフレット表
パンフレット裏
<大津純子室内楽実行委員会>
実行委員長 :阿部 武彦(ヒノキ新薬株式会社 取締役社長)
実行委員 :篠田 節子(作家)
苅田 吉夫(元駐デンマーク大使、元宮内庁式部館長、現日本スイス協会会長)
林 文子(元横浜市長)
桑原 秀樹(株式会社 Dai-cubed 取締役)
石岡 聖子(コピー・ライター)
根尾 英子(NPO法人「えこお」理事長)
事務局長 :山田 範子
協賛:Do Good Associates
ヒノキ新薬株式会社
協力:株式会社 鈴廣かまぼこ株式会社
甲府 ワインズ新富屋
NPO えこお
株式会社 Dia-cubed
Special Thanks : ヒノキ新薬株式会社 取締役社長 阿部武彦 様
鈴廣かまぼこ株式会社 鈴木悌介 様
心のコンサート・その36:ご来場ありがとうございました

連休が終わりハッと気付いたら何と5月も半ば!!まるで初夏のような気候になったかと思うと突然冷え込み・・・と相変わらず落ち着かない気候ですが皆様にはお変わりありませんか?
4月19日(日曜日)に開催いたしました《音楽逍遥:夕暮れのセレナーデ 〜 ヴァイオリンと心の歌》から早くも1ヶ月が過ぎ去ろうとしています。お忙しい中ご来場くださいましたのに御礼がすっかり遅くなり申し訳ございません。心のコンサートシリーズでは今回初めての歌手の方をゲストにお迎えしたプログラムでしたが お楽しみいただけましたでしょうか?

サン=サーンスのソプラノ、ピアノとヴァイオリンのための作品『夕暮れのヴァイオリン』に出会った時、その音楽の狂おしいほどの情熱と深い感情に衝撃をおぼえるほど感動し、どうしてもこの曲をご披露したいという強い思いに駆られました。素敵にこの曲を歌って下さるソプラノ歌手のお友達はいないかしら・・・と思いをめぐらせていた時、暫くご無沙汰していた吉川具仁子さんのことを思い出したのです。吉川さんはイタリアに長く居住され、その柔らかく温かい歌声でヨーロッパを拠点に活動されておられました。私が知り合ったのは10年以上も前のことですが、イタリアの明るい空気そのままのご人格で素敵な方。一度ご一緒に演奏したいですね、とお話していたけれど中々その夢を実現することが叶いませんでした。
演奏会終了後に少しの時間でしたが残ってご挨拶することのできたお客さまたちから、『夕暮れのヴァイオリン』に感動されたというご感想を伺うことができました。あまり演奏される機会のない この曲をお披露目することが出来て本当によかった!!

今回は神童モーツァルトのヴァイオリン・ソナタに始まり、幼い頃から作曲の才能を示し、モーツァルトと同じ名前と相まって”モーツァルトの再来”と呼ばれる程の神童ぶりであったエーリッヒ・ヴォルフガング・コルンゴルトの作品もご紹介しました。
彼が11歳の時に作曲した『雪だるま』は幻想的な雰囲気を漂わせる愛らしい曲ですが、お聴きになられたお客様が「あっ、雪が降ってきた・・・」と感想を述べてくださったのは とても嬉しいことでした。
バラエテイに富んだプログラミングを讃えてくださる方も多く、これからの企画の励みとなります。いつもご支援いただき感謝の念にたえません。

次回秋の『心のコンサート・その37』は10月18日(日曜日)午後3時開演。いつもの代官山ヒルサイドプラザとなります。
ピアニストはお馴染みとなりましたイリーナ・コフマン、そしてチェリストは室野 良史さんです。このところ私が夢中になっているサン=サーンスのピアノ・トリオ 第二番をお届けします。どうぞ楽しみに ご来場くださいませ!
大津 純子
Why Did We NEVER Learn …? (どうして我々は何ひとつ学ばなかったんだ?)
桜の花びらが舞い、さまざまな彩りの花々が咲き誇る美しい季節となりましたね。ただちょっと心配なのは季節の変遷が速すぎること。もっとたっぷりと春を楽しみたい思いがします。
もうかなり前のことになるのですが、選りすぐられたアメリカ人会員制クラブで、当時のバージニア州選出連邦上院議員、John W. Warner ジョン・ウィリアム・ウォーナー氏(1927-2021)による講演会の前座(笑)演奏を頼まれたことがあります。彼は弁護士でもあり、海軍・海兵隊軍人で、ニクソン政権で海軍長官を勤めたあと政治家となりました。5期30年間に亘り上院共和党の重鎮として軍事委員長などの重責を務めた大変な立派な人格者でしたが、私の彼についての知識は あの有名過ぎる往年の女優、エリザベス・テーラーの6番目の夫だった(6年後に離婚)ことぐらいだったかもしれないのですけれど(苦笑)。ただ思い返してみると、その頃は思想的に左右に揺れても、どちらかに偏り過ぎることなく絶妙なバランスでアメリカ政治が上手く機能していた良い時代だったと思います。異なる意見を持っていても叩き合うのではなく、互いの違いに耳を傾け尊重し合いながら解決策を求めていくという“包容力”が社会に存在していました。
当時アメリカは中東戦争(もしかすると2003年のイラク戦争?)に巻き込まれており、にっちもさっちも行かない状況だったと記憶します。だからウォーナー上院議員の講演内容にかなり興味を持っていました。彼は共和党と民主党両党からなる超党派軍事委員たちを率いて戦況視察に赴いたとのこと。帰路、専用機内でスペクタル歴史劇映画『アラビアのロレンス』を鑑賞したそうです(オスカー作品賞・監督賞など7部門に輝いた1962年製作のイギリス映画で、まだ無名だったピーター・オトゥール主演、オマル・シャリフ、アンソニー・クィーンなど大物俳優が共演していた!!)。そして鑑賞後思わず吐いた言葉が上記の “Why did we never learn…?”
アラブ人の複雑な文化、宗教、社会性、人間性は西欧人には到底理解し切れるものではないから決して頭を突っ込んではならない・・・という教訓が そこに読み取れるのに、と。しかし今再び何一つ学んでいない人たちが同じ過ちを繰り返し、世界中がとんでもない騒動に巻き込まれることになってしまった・・・なんと情けないことでしょう。
音楽って私たちに勇気や優しさを与えてくれると感じます。それは其々の作曲家たちの喜び、苦悩や貴重な体験から生まれた人間性溢れる愛おしいものだから・・・。モーツアルトの再来と称えられたオーストリア出身の作曲家コルンゴルトの 『雪だるま』 は僅か16歳の時の愛らしい作品。また、1951年に初演された喜歌劇 『沈黙のセレナーデ』 からの あまりに美しいアリア “あなた なしで”は今現在苦しみ、辛い思いを抱えて生きている地球上の方々に捧げたいと思い選曲しました。
お馴染みのピアニスト鷲宮美幸さん、ゲストのソプラノ歌手吉川具仁子さんお二人とご一緒に魅力いっぱいのセレナーデの数々をお届けできる幸運に、そして お忙しい中ご来場くださいました皆さまへ、また、いつもスタッフとしてコンサートを支えてくれる近しい友人たちや私の家族へ感謝の念を込めて。
大津 純子
Junko’s Heart-to-Heart Concert No.36
《音楽逍遥》
夕暮れのセレナーデ 〜 ヴァイオリンと心の歌
“Serenade in the Twilight”
ご無沙汰いたしております。お変わりなくお過ごしでいらっしゃいますか?
つい先日新年を迎えたと思っていましたら早くも三月半ばに差し掛かりました。
寒さ厳しい冬でしたけれど突然春めき、街のそこかしこに美しいピンク色の花々が目に留まるようになりました。気持ちも和みますね。
東日本大震災の発生15年目に改めて目にした自然界の非情さ・・・心の痛み、辛い体験の中に生きるための明るい意味を見出したと話される被災者の方のお姿には“生きとし生けるもの”全てへの優しさが溢れていました。今の荒れ狂うような世界情勢。戦争を仕掛け、破壊することが勝利であると言い続ける人々の心根には多少でも“慈しみ”の心など存在するのでしょうか?
力に引かされていく人間は “弱い”・・・と私のアメリカ人友人がポツリと語っていました。
さて、すっかりご連絡がおそくなりましたが、《心のコンサート・その36》のご案内です。
来る4月19日(日曜日)15時(開場14時半)よりお馴染みの代官山ヒルサイドプラザにて、≪夕暮れのセレナーデ 〜 ヴァイオリンと心の歌≫をお届けいたします。
お申し込みの詳細は同封のチラシを参照してくださいませ。
今回のプログラムではソプラノとヴァイオリンのコラボレーションを楽しんでいただきたいと思っています。サン=サーンスの『夕暮れのヴァイオリン』はソプラノ、ヴァイオリンとピアノのために作曲された、激情ほとばしる(ホント!)素敵な作品です。余り演奏される機会がないのですが、きっとお心に触れるものと思います。また、チラシには記載していませんが、ガブリエル・フォーレの美しい歌曲『夢のあとで』も、ソプラノとヴァイオリンのコラボレーションで。
若きモーツァルトの生き生きとしたエネルギーに溢れたヴァイオリン・ソナタ。その天才ぶりはモーツァルトの再来と称えられたコルンゴールドのオペレッタ(オペラより軽い喜歌劇)『沈黙のセレナーデ』からのアリア(ヴァイオリン演奏)。そして私の大好きな、晩年のブラームスのヴァイオリン・ソナタ第3番。これらのすべての作品は熱い“心のうた”に満ちています!
ゲストは、イタリアで長年生活・活動されていたソプラノ歌手・吉川具仁子(きっかわ・くにこ)さん。とても柔らかく美しいお声で多くの聴衆の皆様を魅了されています。
そして私の演奏をいつも繊細に支えてくださる鷲宮美幸さんの共演です。
ぜひ ご家族、ご友人をお誘いくださり、ご出席いただけますと幸せです。
寒暖の差が激しい気候です。どうぞお大事になさってくださいませ。
大津 純子 (2026年3月11日 記)
*開催日時:2026年4月19日(日)15:00 開演(14:30開場)
*会場 :ヒルサイドプラザ(ヒルサイドテラス内)
*出演 :大津純子 (おおつ・じゅんこ) ヴァイオリン
鷲宮美幸 (わしみや・みゆき)ピアノ
吉川具仁子(きっかわ・くにこ)ソプラノ
*入場料 :5,000円(高校生以下 2,000円)
{曲目}
* ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト: ヴァイオリン・ソナタ ハ長調 Kv 296
Wolfgang Amadeus Mozart (1756 -1791): Sonata for Violin and Piano C major Kv 296
* エーリッヒ・ヴォルフガング・コルンゴールド:”あなた 無しで” オペレッタ『沈黙のセレナーデ』より
Erich Wolfgang Korngold (1897 -1957): “Ohne Dich” from the operetta “Die stumme Serenade”
* カミーユ・サン=サーンス: 夕暮れのヴァイオリン (ソプラノ、ピアノとヴァイオリン)
Camille Saint-Saens (1835 -1921): Violons dans le soir (voice, piano and violin)
* ヨハネス・ブラームス :ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 作品108
Johannes Brahms (1833 -1897): Sonata for Violin and Piano No.3 D minor Op.108
ほか
(*曲目は変更になることがあります)
<アーティスト略歴>
大津純子(おおつ じゅんこ)ヴァイオリニスト
Junko Ohtsu, violinist
東京芸術大学、米国ジュリアード音楽院卒業。同音楽院在学中にジュネス・ミュージカル・インターナショナル 及び カーネギー・ホール共催のもとニューヨーク・リサイタル・デビュー。ニューヨーク・タイムズ紙上“卓越した演奏““将来を大きく期待される演奏家”と絶賛される。その後、アメリカを拠点に演奏活動を開始。セント・ルイス交響楽団、シモン・ボリバル・ヴェネズエラ国立オーケストラ他と協演。リサイタル・プログラム《The Artistry of Junko Ohtsu》はパブリックTVネットワークにて全米40都市で放映され、ラジオ放送出演も数多い。ロックフェラー三世財団より2年間に亘り特別グラント受賞。国際交流基金派遣にてロシア、チェコ、オーストラリア、ベトナム、フィリピン、中南米諸国に於いて公演し賞賛を博す。
『アメリカ』、『ヴァイオリンの詩~ベル・エポック』、スペイン音楽選集『マラゲーニャ』(各・日本フォンテック)、『Prelude to a Kiss』(BAJ Records)などCD5枚をリリース。『マラゲーニャ』収録曲のE.グラナドス作曲ヴァイオリン・ソナタは、“素晴らしい録音”(音楽評論家・諸石幸生氏)と評価高い本邦初録音となる。アメリカ女流音楽家と構成するEcco Trio(ピアノ・トリオ)によるアルバム『アメリカ』は<レコード芸術>誌「室内楽準推薦盤」に選出された。2011年2月、東北地方民謡集を収めたDVD『あいの風 ~ Wind from Northeast』をプロデュース・リリース(その収益全額は東日本大震災復興支援のために寄付)。その意想外の企画とヴァイオリンによる津軽・南部地方民謡(編曲)演奏の新鮮なアプローチは称賛の的となる。
1999年より国立情報学研究所主催《軽井沢土曜懇話会》(情報工学に於ける権威、故・猪瀬博氏開設)に招待を受けレクチャーコンサートを毎年継続。2005年より東京・代官山ヒルサイドプラザにて年2回≪心のコンサート・シリーズ≫ を開催し現在に至る。2012年“音楽の楽しみ”を届ける出張演奏会 ≪純子のミニ・キャラバン≫ を開始し日本各地の幼稚園・小学校・中学校を訪問。2023年、西武文理大学のホスピタリティ大使・特命教授に就任。執筆・講演の分野にも活動の場を広げている。https://www.junko002.com/
鷲宮美幸(わしみや みゆき)ピアニスト
Miyuki Washimiya, pianist
桐朋女子高等学校を経て、桐朋学園大学ピアノ科卒業。在学中パリに留学。
第56回日本音楽コンクールを皮切りに、UFAM国際コンクールなど、多くのコンクールに入賞。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、イ・ムジチ合奏団のメンバー、ミッシャ・マイスキーなど国内外の著名なソリストたちと度々共演。 「ピアノ&ピアニスト」(音楽之友社、2018年1月発行)の”日本の名ピアニストたち”にも選ばれた。NHK・BS「ぴあのピア」、NHK・FM「名曲リサイタル」に度々出演している。
これまでにピアノを寺西昭子、村手静子、T.パラスキヴェスコ、高木茉莉、松浪佳子の各氏に、室内楽をJ.M.ダマーズ、三善晃、H.ピュイグ=ロジェ、C.イヴァルディの各氏に、チェンバロを遠藤陽子氏に師事。現在、ソリスト、室内楽奏者、桐朋学園大学嘱託演奏員、オメガ・ピアノトリオのメンバーとして活躍。 2022年5月にリリースしたCD「鷲宮美幸ピアノ・リサイタル」(Pf.鷲宮美幸/ALCD9235/コジマ録音)は、雑誌「音楽現代」で特選盤に選出された。またこれまでに数多くのCDをリリースし、いずれも高い評価を得ている。音楽の構造を的確に把握した上での繊細かつ大胆な表現は高く評価されている。
オフィシャルサイト https://www.miyuki-washimiya.com/
吉川 具仁子 Kuniko KIKKAWA ソプラノ
東京藝術大学卒業、同大学院修了。第6回日伊声楽コンコルソに優勝し、同年イタリア政府給費留学生として渡伊。ミラノ・スカラ座附属オペラ研修所ならびにローマ・サンタ・チェチーリア・アカデミーを修了。ロニーゴ・テアトロ・コムナーレ国際声楽コンクール、メラーノ・デビュー国際声楽コンクール他複数のコンクールに入賞の後、トーティ・ダル・モンテ国際声楽コンクールに入賞し、トレヴィーゾ・テアトロ・コムナーレの《ドン・ジョヴァンニ》でオペラ・デビューを飾る。その後、北イタリアの主立った歌劇場に次々と出演し、現地の新聞の批評でも高く評価された。
宗教曲の分野では、ローマ・サンタ・チェチーリア大ホールで同オーケストラと共演、また、バーリのペトゥルッツェッリ歌劇場においても歌劇場管弦楽団コンサートにソリストとして出演した。テレビ・ラジオでは、旧東ドイツ国営テレビ、RAI(イタリア国営放送)や民間放送に数多く出演。日本でも藤原歌劇団のオペラ公演、NHK-FM放送、日本各地でのコンサートに多数出演し、好評を得てきた。現在もなお、活発な演奏活動を続けている。「古典の世界」、「トスティ歌曲集」、「イタリア近代歌曲集~やさしい心~」、「イタリア近代歌曲集Ⅱ~告白~」の4枚のCDが発売中である(Amazonで購入可能)。また、現在、日伊声楽コンコル
ソの審査員、並びに、日伊音楽協会の理事を務めている。
*主催:大津純子室内楽実行委員会
*<お申込み・お問合せ>:
大津純子室内楽実行委員会
Tel&Fax:03−3486−8740
Internet: https://www.junko002.com/
今回のコンサートのパンフレットは、下記を御覧ください。
パンフレット表
パンフレット裏
❇︎ Faxご利用の場合は、パンフレット裏面の申込書をお使いください。
<大津純子室内楽実行委員会>
実行委員長 :阿部 武彦(ヒノキ新薬株式会社 取締役社長)
実行委員 :篠田 節子(作家)
苅田 吉夫(元駐デンマーク大使、元宮内庁式部館長、現日本スイス協会会長)
林 文子(元横浜市長)
桑原 秀樹(株式会社 Dai-cubed 取締役)
石岡 聖子(コピー・ライター)
根尾 英子(NPO法人「えこお」理事長)
事務局長 山田 範子
協賛:株式会社ICMG、 Do Good Associates
ヒノキ新薬株式会社
協力:株式会社 鈴廣かまぼこ株式会社
甲府 ワインズ新富屋
NPO えこお
株式会社 Dia-cubed
Special Thanks: ヒノキ新薬株式会社 取締役社長 阿部武彦 様
鈴廣かまぼこ株式会社 鈴木悌介 様

秋を飛び越え、まるで冬の気候となりました。そして2025年も何とあと1ヶ月余を残すのみ!
何たるスピードで時間が過ぎ去っていくのでしょう・・・1日1日を大切にしていかなくてはならない思いに駆られています。お元気いらっしゃいますか?
先日はお忙しい中<心のコンサート35>にご来場くださり ありがとうございました。
今回はロベルトとクララ・シューマン、そして彼らに見出されたヨハネス・ブラームス、そして同時代に活躍していたカミーユ・サン=サーンス、フランツ・リストらの作品をご紹介させて頂きました。
19世紀はロマン主義の黄金時代。音楽が情熱と自らの考えや感情を深く省みる“魂の声”に満ち、心と魂に響く“真実”を探し求めていた時代と言えるでしょう。

その中心に立っていたのが、フランツ・リスト、フレデリック・ショパン、ロベルト・シューマン、クララ・シューマン、そしてヨハネス・ブラームス、カミーユ・サン=サーンスという偉大な音楽家たちでした。彼らの人生と感情は深く絡み合っており、言葉では語り尽くせないほどの“互いへの敬意と愛情”を保ちながら、それぞれの創作活動に深い影響を及ぼしていました。芸術と感情がいかに切り離せないものであるかを示してくれているように思います。 今回のプログラムを通し、そんな彼らの世界を僅かながらにでもご紹介できていたら嬉しく思います。

お客様から「ロベルトと妻クララ・シューマンの強い絆、そしてブラームスとの深い友情を夫婦で体感することが出来て、とても幸せな気持ちになりました・・・」との感想を頂き、こちらも幸せな気分になりました(笑)。また、当日配布のプログラム挨拶文に書かせて頂いた“人としての尊厳”という拙い一文に共感してくださり、「芸術や文化を大切な人たちと分かち合うことで、平和な世界に向け、世代を超えて繋いでいくのは私たち自身なのだと改めて感じました・・・」というお言葉に、皆で心を合わせて歩んで行くことが今の難しい社会状況を乗り越える“力”となるのでは、という明るい希望も生まれて参りました。ありがとうございます!!これからも素晴らしい作品にこめられた作曲家たちの心のメッセージをお届けできるように頑張ります!!引き続き励ましとご支援をよろしくお願い申し上げます。

次回<心のコンサート36>は来年4月19日(日曜日)となります。会場はこれまで通り代官山ヒルサイドプラザ(ヒルサイドテラス内)です。皆様に喜んで頂けます素敵なプログラム企画案を練っております。どうぞお楽しみに お待ちくださいませ!

少し早いですが、お元気で素晴らしい新年をお迎えくださいませ。
大津 純子
Junko’s Heart-to-Heart Concert No.35
音楽逍遥 :《愛のしらべ〜SONGS OF LOVE》
クララ・シューマンとブラームス そして フランツ・リスト
間もなく9月を迎えるというのに猛暑は止まることなく、厳しさは私たちの想像の域を遥かに超えてしまいました。“地球温暖化”と言っても あまりの異常気象続きに言葉がありません。皆さまには つつがなくお過ごしでいらっしゃいますでしょうか?
10月には秋らしい、美しい気候が訪れますことを心から願っています。
さて<心のコンサート その35>のご案内です。
来る10月19日(日曜日)午後3時(開演時間が30分早まります!!ご留意くださいませ!)より、お馴染みの代官山ヒルサイドプラザにて≪愛のしらべ〜Songs of Love≫を開催いたします。
前回、前々回(その33・その34)では、19世紀 オペラ歌手、ピアニスト、作曲家として大活躍し、リスト、シューマン夫妻、ショパン、グノー、ブラームス、サン=サーンス、フォーレ、チャイコフスキー、ジョルジュ・サンド、ツルゲーネフといった、当時の偉大な芸術家や文化人との深い交友関係のあったポリーヌ・G.ヴィアルドの抜きん出た音楽性、知性、人間性、偉業の一部をご紹介させて頂きました。
さて、今回のプログラム案は、音楽評論家・谷戸基岩先生から「フランツ・リスト(ポリーヌを賛美し、ショパン亡きあと彼女の伴奏者を勤めていた!)が亡くなる(1886年)前に、サン=サーンスの『動物の謝肉祭』を聴きたいと願い、ポリーヌが自宅での試演をお膳立てしたそうですよ」と伺ったことが閃きとなりました。また、1947年に製作・公開されたアメリカ映画(監督クレランス・ブラウン)≪愛の調べ≫が、19世紀ドイツを代表する作曲家
ロベルト・シューマンと妻クララを題材にした作品で、ヨハネス・ブラームスやフランツ・リストなどとの絡みも(フィクション化されているらしいけれど)ストーリーになっているそうです。私は未だ鑑賞する機会に恵まれてないのですけれど、クララ役は往年の名女優
キャサリン・ヘップバーン、また、映画中の演奏シーンは何とポーランド出身で20世紀を代表するピアニスト、アルトゥール・ルービンシュタイン(1887-1982)の演奏による音声が使用されているのだとか。興味津々ですね。
というわけで、何となくご縁を感じ、今回のプログラムタイトルのアイディアとなりました。
3度目の来日となる私のアメリカでの友人ピアニスト、イリーナ・コフマンさん、そして今回初めて共演が叶いましたチェリスト、羽川真介さんとご一緒に奏でます 美しく、力強い
名曲の数々に浸り 心身ともにリフレッシュして頂けますと幸せに存じます。
ぜひご友人方もお誘いくださり、ご出席くださいませ。お目に掛かれますことを楽しみに!
厳しい暑さが続きます。どうぞご自愛のほど お祈り申し上げます。
アメリカより 大津 純子
2025年8月末日