厳しい冬でしたが少しずつ春の訪れを感じるようになりましたね。
皆様にはお変わりなくお過ごしでいらっしゃいますか?
あっという間に年が明け、早くも2月。時の流れがどんどん速くなる感がいたします。
新たな一歩を踏み出すのだから佳い年にして行きたいと願っていたのにも拘らず、出だしからアメリカの迷走が世界を混乱に陥れる状況となり、正直唖然としています。
欲と権力の合体が何をもたらすか散々目にして来たはずなのに、何も学ばない人びとがいる反面、大切な地球を守るために素晴らしいアイディアを生み出している若者たち。その凛とした心と美しい音楽・芸術の存在が新しい世界を作っていくものと信じます。
前書きが長くなりごめんなさい。<心のコンサートその34>のご案内です。
来る 4月20日 (日曜日) 午後3時半より お馴染みの代官山ヒルサイドプラザ にて、
≪ 19世紀芸術界のマドンナ、ポリーヌ・G.ヴィアルドの崇拝者たち 続編 ≫をお届けします。昨秋のコンサート当日、私の個人的緊急事態が起きてしまい、プログラムの変更をさせて頂きました。G.フォーレのソナタとマスネのエレジーは その時演奏しなかった曲目です。
当時の偉大な芸術家や文化人たちを虜にしていた、ポリーヌ・ヴィアルドの抜きん出た音楽性や知性、人間性などについて前回少しご紹介させていただきましたが、例えば、リスト、ショパン、グノー、フォーレ、マスネ、サンサーンス、シューマン夫妻、ブラームス、チャイコフスキー、互いに影響を与え合った文学者ジョルジュ・サンド、ツルゲーネフ(うわぁ、すごい面々!)など、彼女にインスパイアされて創作した作品を献呈した芸術家たちの名前をあげたらキリがありません。オペラ歌手、また、ピアニスト・作曲家としても大活躍していた彼女の伝記や作品が近年相次いで出版されています。
今回のプログラムでは、彼女と関わりのあった作曲家たちとの逸話や作品をご披露し、その偉業、天才ぶりを垣間見、楽しんでいただけましたら嬉しく存じます。
ぜひご友人もお誘いくださり、ご出席いただけますと幸せです。
季節の変わり目ですので、どうぞお大事になさってくださいませ。
アメリカより 大津 純子
2025年2月14日