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Impromptu 純子の思いつくままに
  <もう、なんと腹立たしい・・・!!> ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★

2005年5月7日 記 

  あら、いつの間にか5月! 再び帰国中です。

地球の表裏を行ったり来たりするのは、やっぱりキツイのですが、成田から新宿までのリムジンバスに乗って東京の風景を眺めていたら、こんなに緑が多かったのかしら・・・とビックリ。ツツジやハナミズキが満開ですし、ちょうど新緑から濃い緑に変わりつつある美しい季節だからなのか、また、新開発された街並みが並木道や公園という<憩いの場>作りに重点を置いているせいなのか、へぇ〜、東京って結構きれいなんだぁ・・・なんて改めて見直してしまいました。こんな驚きばかりなら嬉しいのですけれどねぇ。

今回、5月半ばに名古屋で演奏会があるので、それならついでに現在開催中の『愛・地球博』を訪れてみようかな、という気分になったのです。なにせアメリカでも最近、小泉首相が顔を出す<万博コマーシャル>がTVで流れてるほどでして、てっきり国を挙げての一大祭りか、と思っていたのです。先に訪れた日本の知人たちによると、大変な人出だそうで、人気ある展示館は事前の予約でもしないと何時間待っても入場できないとか。 そんなに人気沸騰のお祭りなんだったら、これは早々に事前手配を−と、いつもの"準備わる〜い"私−を返上。せっせとインターネット予約に取り組んでみたのですが、いや〜、お客様第一に考えない、その煩雑で、不親切な手続きに呆れるやら、腹が立つやら・・・。しかも、入場料がすごく高い(大人・4,600円もする!)のにも驚きです。

まずは『入場券』を持っていないと、パビリオンの予約はできませんとのこと。それじゃあ何処で入場券を買うのか?・・・と見ると、「コンビニでもお求めになれます」−とある。外出ついでに近所のファミリー・マートに立ち寄って、"万博の入場券ください"と店員さんに話したけれど、"すみません・・・ウチでは扱っていなくて、ローソンさんだけが独占販売しているんですよ"とのこと。そんなこと、インターネットで見た万博案内には出てませんでしたよ、まったく2度手間・・・と、ちょっと不機嫌になりながらも一番近いローソンへ。チケットなんてものは、コンサート・チケットにしても、ピアとか、指定された売り場に行けば、そこで簡単に買えるでしょ−と考えたのが<落とし穴>の入口だったのですね。

店員さんが、備え付けのヘンテコな機器(こんな子供の玩具みたいなチケット予約機なんて、アメリカでは見たことないのです、私)を操作して、こちらの情報を入力。しかし、なかなかチケットが出てこないのですよね。イライラ待つこと5分・・・やっと、プリントアウトされたチケットが・・・。ようやく一件落着、とホッとして、再びインターネット予約に挑戦したのですが、早くも障害にぶつかりました。"入場券の裏面にある12桁の番号を記入してください"−とあるのですが、裏にある番号は何度数えても9桁なのです。案内ミスかと疑って、チケットの表に記載されている2つの番号をチェックしたのですが、こちらは13桁。一体これは何なのだ・・・???

ミス情報に違いない・・・と、試しにそれらの番号を記入してみたものの、全て、"入力された番号に間違えがあります"と拒否されるのです。ムム〜ッ・・・もしかすると、これはチケットがあまり出てないから桁が足りていないのかも・・・と知恵を働かせたつもりで、9桁に"0"を三つくっつけて入力。しかし、あくまでも相手は拒否し続けるのです。こんなのあるか!・・・と怒っていたら、"もし、なにか問題がありましたら、このチケットに印刷されている電話番号(JTB)に問い合わせてください"との店員さんの言葉を思い出しました。

"万博入場券をコンビニで購入したのですが、インターネットでのパビリオン入場予約に必要な、裏面にあるはずの12桁番号を探しても見つかりません。番号は9桁しかないのですが・・・"とJTBの担当者に伝えました。そうしましたら、"もしかすると、お客様のお持ちのチケットは「入場券引換券」ではりませんか?"と言うのです。なにっ!入場券じゃなくて入場券引換券?! それまで入場券だと信じていたものをよ〜く見てみると、確かにそう印刷されていることに気付く。え〜っ、一体どうするんですか、これ!?"お求めになられました際、店員から説明があったと思うのですが・・・""いいえ、一切ありません、そんなもの・・・"

"え〜、入場券引換券は、お近くのJTBの営業所にて入場券に引き換えて頂くものでして、お客様は何処にお近いですか? あっ、中野? 中野でしたら、中野坂上に1軒ございます。あ〜、そうですか、中野坂上は行きにくい・・・新宿ですか? それでしたら2軒ございますね。因みに、お出かけになられます前に営業所に電話をされますことをお勧めいたします。えっ、なぜ? それはですね、え〜、営業所によっては、チケットが出切ってしまっていることもございまして、事前に確認して頂かないとせっかくいらして頂きましても無駄足になってしまうこともございますので・・・はい、申し訳ございません。お手数をお掛けいたします・・・" 

な、な、何なんですよ、これは!! なんで私は、引換券なんか買わなくちゃならないんです? 無駄足!? すでに無駄足ばかりじゃないですか!! 大体、何のためにこんな込み入った手続きを必要とするの! 人を馬鹿にするのもいい加減にしてほしいですね!・・・まぁ、腹の立つこと、腹の立つこと・・・こんな不親切な万博になんかに行ってやるもんか・・・と怒りながら、その「入場券引換券」を更によく見ると、<払い戻しは一切いたしません>なんて書いてあるじゃないですか! ますます許せない!! 4,600円返してほしい!!!・・・と噴火寸前の面持ちで、営業所に電話してみましたら、一箇所は確かに、"申し訳ございません。ただ今、チケットはすべて出てしまっておりまして・・・多分、今月の中旬には新しく印刷されて納品されるものと思うのですが、確約もできませんで・・・はぁ、他の営業所にチケットがあるかどうかですか?・・・そのような情報は交換しておりませんので、何処の営業所に行けば引き換え可能かどうかまで分からりませんで・・・"と述べるじゃありませんか。もう一箇所の方は"3枚ですか? それなら現在ございます。ただ、引き換え予約は受け付けておりませんで・・・実際にいらして頂かないことにはなんとも・・・ええ、現在はございますが時折、大量に購入される方がございまして・・・ハイ、そうなりますとですね・・・はぁ、申し訳ございません・・・"― 私、こんなに腹立たしい思いをしたこと、最近ないですよね!! ンもう・・・

最初からJTBを通さずに、チケットそのものを購入できる方法があるわけなのだし、 ローソンの「独占販売」なんてこと自体が<無駄の骨頂>であって、私のように日本の情報に疎い、無知で素直(言ってみればアホなのか・・・)な客をカモにして儲けに繋げよう−というシステムが気に喰わない、日本っておかしいんじゃない?・・・そんなことを知り合いにまくし立てたら、"万博はチケットも高いし、遠くて出かけるのも面倒。人気もイマイチで、入場券はあんまり売れてないとか聞くよ。うちの会社にも顧客接待用に−ということでチケットが来てるけど、誰も持っていかないよ・・・"なんて話を耳にした、私の今の心情、察していただけます?


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