| <さくら> | ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ 2005年4月15日 記 |
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日本の友人たちから「さくらニュース」が届きましたが、関西や東京では開花が遅かったにもかかわらず、本当に短い命・・・あっという間に散ってしまったとか。
アメリカでは先日、ワシントンDC・ポトマック川沿いの、あでやかな桜並木がニュースになっていましたけれど、ニューヨークはまだまだ冷え込みが強くて、冬色の支配下にあります。桜は蕾も固く、木々の若芽がほんのわずかに顔を覗かせるばかり・・・セントラル・パークの陽だまりに眩いばかりに輝くForsythia(れんぎょう)が、ただひとり"春だよ〜〜〜"と宣言しているかのよう・・・。 東京の実家の近くに哲学堂公園という桜の名所があり、JR中野駅から哲学堂に至るまでの中野通りは見事な"桜のトンネル"になるのです。この季節に居合わせると、このトンネルの下を散策するのが、私の幸せなひと時・・・知らず知らずに唄を口ずさんでいる自分を発見します。蕾が膨らみ始める頃は、なんともいえない強い生命力に勇気付けられ、満開になると"豪華絢爛"な絵巻物の中に飛び込んだような浮き立った気分に、ハラハラと散り始める頃は、その可憐な花びらと共に私の心もふわぁ〜っと、どこかへ飛んでいってしまいそうな、はかない感傷に浸るのです。そして葉桜になると、ほのかなる上品な香りが美味しい"さくら餅"を連想させてくれて、これまたすご〜く満足なのですねぇ・・・あ〜ぁ、残念ながら今回は、遥かアメリカから思いを寄せることになりました。 5番街にある公立図書館:映画『ティファニーで朝食を』の中で、オードリー・ヘップバーンが訪れる、あの、対のライオン像が正面入口にどっしりと構える建物−近辺に出向いたら、遠目に"あれっ?さくらが満開・・・"と歓喜!でも、どうしてここだけ???・・・と思いつつ近づいてみたら、全く異なる花なのでした。まことになぜか、デジカメなぞ携帯していた準備のよさ(!)。早速撮影しましたが、日が蔭ってきていたので色彩がイマイチなのが残念です。でも、大津純子のHP「写真撮影デビュー」。どうぞ、ご笑覧ください。
ところで、この花の名前、ご存知の方いらしたら教えて頂きたいですね。蕾のかたちからいくと小ぶりの木蓮・白蓮系統のようなのですが、花開くと、まるで菊の花びら・・・うっすらとピンクの色彩は絶対に<ソメイヨシノ>なのです。
*<追記>読者の方から早くもお知らせを頂きました! さまざまな命の誕生・・・やっぱり春はいいなぁ。 |