<ご無沙汰してまぁ〜す!> | ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ |
2004年10月5日 記 ハッと気付いたら早10月。ついこの間まで猛暑の延長線上にあったのに、いつの間にやら秋の長雨・・・ついに一年も終盤に入ってしまいました。お元気ですか? それにしても年々、時間の経過に加速が掛かっていくのですねぇ・・・一体、今は時速何キロぐらいで<人生街道>をすっ飛ばしているのかな、と。 あっ、もしかすると「すっ飛ばしてる」んじゃなくて「急下降」してたりして・・・それもまずいなぁ。 8月ごろからチョット危うい"事故ギリギリ"みたいなことを繰り返していて、もしかすると、バイオリズムのグラフなんか見るとガクンと底打ち状態だったのかもしれないですね、何か行動が上の空・・・って具合で。後で考えるとゾ〜ォっとするんですけれど、その一瞬に「自分が居ない」みたいな感じでして、これを"心の隙"というのかしらん? ニューヨークからの長旅(本当に長ぁ〜いですねぇ。13時間もあの狭い空間に押し込められているのはツライもので、何度繰り返したって馴れるものではありません)を終え、東京の自宅に一歩足を踏み入れた途端に玄関の扉に右手親指をバタン。ハッと我に返ったら、爪先が真っ白・・・てな具合で、"ま、、、まさか骨折してないですよね"と祈る思いで恐る恐る指先を動かしてみる。ウヒャ〜 大丈夫でしたよ〜・・・でも一歩間違ってたら、と思うと未だに身震いがします。氷で冷やして、湿布して、その上2,3日は大事を取ってヴァイオリンの練習を休むことになりましたが、触ったり動かしたりすると痛いのに、不思議なもので弓を持って弾くことにはまったく差し障りが無くて、何か見えない力に護られた・・・そんな気持ちです。でも、皆さん、親指無し(使用しない)で日常生活してみたこと、おありですか? これがじつに不便至極で、物を掴む、ひねる、キーボードを叩く(あぁ、ピアニストでなくて良かった〜!)、洋服の脱ぎ着などなど、まったく思うようにならず果てしなく不自由なものです。親指を使うことによって人間は大きな進化を遂げた ― と言いますが、なるほど、なるほど・・・と大いに納得。一度、お試しを・・・なんて、そんな物好きさんは居られないと思いますけど、ね。 この事件に先立つこと2週間ばかり。自宅で筋力体操・ストレッチの最中に腰を痛めちゃいました。開脚前屈で上体を床にピッタリ(と、まではいかないか、アハハ・・・)というストレッチをやっていたのですね。そうしましたら床のゴミに目線が・・・ムムム、許せん・・・その姿勢のままチョイと手を伸ばした途端にグギっと。この時も矢張り不自由で〜〜〜・・・なにしろ坐っても、横になっても痛くて痛くてどうしようもないのです。歩くにも足はガニ股でヨチヨチ、身体は硬直なんて代物でしたから、我ながら悲しいけど笑えちゃう状態で・・・私、からだの柔軟性にはチョッピリ自信があったのですがねぇ。しかし、不幸中の幸いって、このこと。立ってヴァイオリンを弾く、という姿勢がなんと一番楽だということを発見! しかも姿勢が崩れ前屈したりすると痛みが走るので、プリマドンナのごとくそれはそれは見事な姿勢で弾くことを強いられますから、かえって音色が良くなったりして・・・。それにしても、こんなハプニングがあって身の動きが自由でなくなると気分も今ひとつ晴れ晴れせず、自分の気持ちが縮んでいってしまいやすいのです。先日、アテネでのパラリンピックが幕を閉じ、日本人選手の大活躍の様子が伝えられましたが、肉体的ハンディを抱えていても、それを乗り越えて自分の可能性を大きく大きく発展させていく彼らは本当にすごい。ピカピカに耀いていて、心から感銘を受けました。 こんな失敗を何度か繰り返し、私ってどうかしちゃったのかな・・・疲れすぎ? 無理が続いてる? などと思いを巡らせていたら突如、辛口コメントの達人である友人の顔がフッと浮かんできました。"一度ひどい悪酔いを体験してから、この頃、あんまりお酒が飲めなくなっちゃって・・・"という話をしたら、"大津さん、大丈夫〜〜 すべて順調な証しですよ"なんて返事が返ってきて、ん?・・・と一瞬訝しく思ったのですが、なんじゃ、要は順調に齢を重ねてるってこと! ・・・ンもう、まったくロクなことを言わないんだから。 まぁ、取り敢えずは全て無事復帰しましたのでご安心下さい。すっかりご無沙汰してしまったのは、こんなオッチョコチョイを繰り返していたからです。またよろしく! |