| <さまざまな想い出、そして、素敵な繋がり・・・> | ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ 2015年12月31日 記 |
<さまざまな想い出、そして、素敵な繋がり・・・>
すっかりご無沙汰してしまいました!まるで自分のHPがあることを忘れてしまったような (冷や汗;;) 怠けぶりで、お恥ずかしい限りです・・・ 皆様にはお変わりなくお過ごしでいらっしゃいますか? 2015年が過ぎ去り、いよいよ新年の幕開けとなります。 この一年は実に目まぐるしい移り変わりを呈し、一体人類は何処に向かって進んでいるのだろう・・・地球は大丈夫なのだろうか、と考えさせられる出来事が多々起こりました。人類のみならず、この地に生きるすべての「命」を護っていくためには、私たちの背負っている負債は余りにも大きく、でも、だからといって何もしないのでは状況はまったく変わらないどころか却って下降線を辿ることになりますね。些細な事柄でいいから一人一人が毎日一度、“優しさ”を周りに振り向けられたら、そこからポジティブなエネルギーが育まれていくかもしれない・・・そんなことを思うこの頃です。
さて、2015年は私にとって「ひとつの節目
となる一年でした。年二回、コツコツ積み重ねてきた私の『心のコンサート・シリーズ』が無事10周年を迎えるに至りました! 記念の小冊子を作成した折に認めた一文を ここに掲載することで、来る新年へのご挨拶にかえさせて頂きたいと思います。
皆様にとって <光陰矢のごとし>の成句どおり、心のコンサート・シリーズを開始してから早10年が経ちます。十年ひと昔 — と言ってしまえば それっきりのことで、十年一日となると、何の変化も無いままに年月を費やしてきたことになってしまう・・・それでは寂しいですね。幸いにも、多くの方々からの温かい励ましや応援のお言葉、そして お心こもるご協力に助けられ、常に喜びと希望に後押しされて成長出来た意味深い10年間でした。万感こもごも胸に迫ります。 このシリーズ開始のきっかけは、せっかくご縁を頂いたのにも拘わらず、たまの帰国時コンサートでしかお会い出来ない知人や友人たちと音楽を通じて、もっと交友を深められないかしら、という願いでした。そしてその願いは、最も近しい友人たち、私の家族・・・といった内側からの支えによって実現叶うこととなりました。何と有難いことでしょう。 第一回目のコンサートにゲスト出演して下さった林文子さん(現・横浜市市長)には知人宅に於けるサロン・コンサートで初めてお目に掛かりました。終演後に花束を抱えて控え室に飛び込んでこられた、その圧巻のオーラに私が一目惚れ(笑)。その後、林さんは会長として(株)ダイエー立て直しのため激務に携われましたが、シリーズ立ち上げの際には実行委員会の委員長にも就任して下さり、たくさんのお力添えを頂きました。臨床心理学者・河合隼雄先生の話術の巧みさ、深い洞察力は素晴らしく、お話を伺っていると時間の経過を忘れてしまいます。ご出演下さってから間もなく倒れられ、ご逝去されましたことは口惜しい限りです。 作家の篠田節子さんとの出逢いは、友人を介して(彼女の新たな小説執筆に向けての)取材を受けたこと。ご一緒に共通の友人たちと室内楽に興じた、大変楽しい想い出が蘇ります。客船<飛鳥>船上コンサートのために乗船した際、イラストレーター・柳原良平氏ご夫妻とニューカレドニア・ヌメアまでご一緒しましたが、その筆舌尽くしがたい暑さと湿気には心身ともにゲンナリ・・・。“一体誰だ!?「天国に一番近い島」なんて言ったのは!”と、失望感伴う感想を分ち合いましたっけ。((困ったことに、近年の東京の猛暑も負けず劣らず、の感がいたしますが・・・)横浜で毎年開催の個展には帰国のタイミングが合えばお伺いさせて頂きました。私のシリーズにご出演下さった時のウイットに富んだお話ぶりに爆笑したことも懐かしく思い出され、先日のご逝去の報には寂しい思いをぬぐい去ることができません。第二代実行委員長を務めて下さった、元・伊勢丹会長の故・城森倫雄さまには奥様ともども、公私にわたり長年お心溢れるお付き合いを賜りました。 ゲスト出演頂いた末吉竹二郎氏(現・実行委員長)、岡本行夫氏、濱田滋郎先生、市毛良枝さまとの出会いについては各プログラムの<あいさつ文>でご紹介させて頂きましたが、下重暁子さま、古今亭志ん彌師匠、共演下さった岡田知子さんはじめとする秀逸なピアニスト、素敵な音楽仲間たち・・・多くの素晴らしい繋がりを頂き、幸せ冥利に尽きます。さらに、代官山ヒルサイドのオーナーであられる朝倉さま、舞台セッティング、記録レコーディング担当の方々、またコンサートやレセプションの遂行に関わって下さるスタッフの皆さま、そして協賛各社、ご協力頂いた会社やNPO の各団体、ご出席下さいました皆々様に深く御礼申し上げます。 一生懸命駆け抜けてきた10年ですが、これからもご来場下さるお客様に楽しんで頂けます企画作りに励んでいきたいと存じます。何卒よろしくお願い申し上げます。心より感謝をこめて・・・ 大津 純子
チラシに見る10年の軌跡 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 78 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | |
過去のエッセイ集リストへ |
Impromptu TOPへ |