心のコンサート その32 *ご来場ありがとうございました*

なんと落ち着かないお天気なのでしょう!
気温の変化が激しいので体調を崩される方々も多いのでは・・・と気懸りです。
どうぞお大事になさってくださいませ。

お忙しい中、4月21日の<心のコンサート・その32>にお運びくださりありがとうございました。お陰様で成功裡に終えることができました。感謝でいっぱいです。

2024年の企画は “The Theme is Paris!” 。今回はPart 1 そして今秋10月20日(日曜日)にはPart 2 をお届けします。


パリというと観光旅行でお馴染みのエッフェルタワーや凱旋門、美しい石造りの建物など、実に落ち着いた魅力ある現在の姿に思いを馳せます。しかし現在の街並みが出来上がる背景には長い長い歴史が横たわっています。権力を勝ち取るための血生臭い戦いを繰り返し1871年〜1872年の普仏戦争(フランス帝国とプロイセン王国間で勃発)が終わったことでフランス社会に楽観的な空気が生まれました。経済の発展、植民地の拡大に伴い、テクノロジーや科学に裏打ちされた革新的な時代ベル・エポック(Belle Époque=美しい時代/黄金の時代=1871年から第一次世界大戦の始まる1914年まで)が誕生したのです。

アール・ヌーボー(Art Nouveau=新しい芸術)と呼ばれる文化・芸術形式がパリを中心に花開き、それまで考えられなかった “波のようなうねり”や“蔦が絡み”といった自然界の形態を模したデザインを建築、ベアズリーのイラスト作品、またグラフィック・デザインの世界やエミール・ガレのガラス工芸品などに見ることができます。当然ながら その影響は音楽の世界にも及び、古典やロマン派の「形式」重視の作曲法から踏み出して、“感性”を大切にした印象派など、新しい響きを求める音楽創作が始まっていきます。因みにエッフェルタワー建設が1888年に開始されたことご存知でしたか?パリ最初のメトロ(地下鉄)は1900年に作られたとか!

アメリカで一緒に活動している気心の知れたピアニスト、イリーナ・コフマンさんが遥々フロリダ州から飛行機を乗り継いで参加。また、これまで二度共演をお願いしているチェリスト・渡部 玄一さんをお迎えしたことで、今までとちょっと趣の異なるプログラムをお届けできたと思います。また、どうしても演奏の合間のおしゃべり(といっても演奏曲に関するお話なのですけれど!)が長くなってしまうので、聴いていただく曲目の解説の補助としてパワーポイントを作成し、目と耳の両方から演奏を楽しんでいただく企画に挑戦しました。それぞれの作曲家たちの肖像画、そして演奏曲からイメージされる絵画や写真を目にすることで、作曲家たちの人となりが身近に感じられ、作品への想像力が膨らむ・・・と好評をいただいています。

私はアメリカ人女性2人と共に立ち上げたECCO TRIOというグループで長年に亘り活動をしていました。ピアノトリオのために作曲されているレパートリーは幅広く、ピアノとヴァイオリンのアンサンブルの上にチェロによる低音部が加味されることで、小規模ながらオーケストラのような重厚な響きが魅力的です。また、それぞれの楽器(奏者)の個性も存分に発揮できますし、感性を研ぎ澄ませながら取り組んでいく”音楽作り”はとても楽しいものです。

確かに“究極の音楽の響き”と称賛される弦楽四重奏では、同族楽器による音色の溶け込みが見事で、そのハーモニーの美しさに圧倒されますよね。ピアノトリオの場合は<平均律>のピアノと、ヴァイオリンとチェロという<純正律/純正調>(平均律と純正律では音程の作り方が根本的に異なるのです。この話をし出すと長くなるので またの機会に!)というまったく異なる楽器同士の“音のすり合わせ”は これまた楽し(楽しいことばかりみたい・・・笑)。醸し出される色彩の豊かさに耳を傾けて頂けると嬉しいです。

次回のPart 2・ 10月20日(日曜)のプログラムでは、当時芸術パトロン宅で常設的に開かれていた<サロン>の一つを覗いてみたいと思います。音楽家のみならず あらゆる芸術家たちにとって、影響力あるパトロンのサロンに招かれることは社会的な“成功”に繋がる必須の条件だったのです。

長くなりましたが今回の御礼と次回企画のご案内でした。

生の演奏を楽しんでいただくための様々な挑戦を今後とも続けていきたいと思っています。ぜひ又代官山ヒルサイドプラザでお目にかかれますことを楽しみに!!

大津 純子

心のコンサートその32

Junko’s Heart-to-Heart Concert No.32
≪音楽逍遥≫ “テーマはパリ!” 〜 The Theme is Paris! (Part 1)

ご無沙汰申し上げております。皆様お変わりなくお過ごしでいらっしゃいますか?
気候変動が激しすぎて、いったいどの季節にいるのか困惑してしまいますね。
それでも自然は着々と歩を進めていて、色とりどりの春の花々が華やぎを添え始めました。
早咲きの桜がポツポツと蕾を膨らませているというニュースを耳にしましたが、正式な桜の開花予報が3月19日!!・・・というトンデモない情報に衝撃を受けています。果たして帰国が桜鑑賞に間に合うものか心許ない思いがします。毎春の帰国は桜に会うため、と言っても決して過言ではないのですもの・・・(涙)

さて、来る4月21日(日曜日)15時半(開場は15時)より《心のコンサート・その32》を、お馴染みの代官山ヒルサイドプラザでの開催です。一年に春・秋二度のシリーズですが、今回から一年ごとのテーマを決めて長いスパンでの企画に取り組んでみることにしました。
第一回目は “テーマはパリ!~Part 1”  1871年〜1872年の普仏戦争(フランス帝国とプロイセン王国間で勃発)が終わったことでフランス社会に楽観的な空気が生まれ、経済の発展、植民地の拡大に伴い、テクノロジーや科学に裏打ちされた革新的な時代ベル・エポック(Belle Époque=美しい時代/黄金の時代)が誕生しました。アール・ヌーボー(Art Nouveau=新しい芸術)と呼ばれる文化・芸術形式がパリを中心に花開き、それまで考えられなかった “波のようなうねり”や“蔦が絡み、上へ上へと登っていく” 自然界の形態を模したデザインを建築、ベアズリーによるイラスト作品、またグラフィック・デザインの世界やエミール・ガレのガラス工芸品などに見ることができます。当然ながら その影響は音楽の世界にも及び、古典やロマン派の「形式」重視の作曲法から踏み出して、“感性”を大切にした印象派など、新しい響きを求める音楽創作が始まっていきます。チラシのデザインに その“素敵な時代”を見事に反映して頂けたことに喜び一入です!

今回のプログラムでは<文化の中心地・パリ>に集い、新しい音楽の世界を切り開いていった才気あふれる作曲家たちの作品を取り上げました。セビリア生まれのスペイン人作曲家、トゥリーナのピアノ三重奏曲≪環≫は、夜明けに始まり、活動的な昼間を経て再び夜の静けさに完結する“ある一日”の状況が音楽で描かれています。人々の営みを想像しながら耳を澄ませ、絵画を見る思いで聴いて頂けたら嬉しく、また、スペインの舞踊リズムがフランス音楽に及ぼした影響もプログラム曲を追いながら楽しんでいただけるのではないかと思います。
圧倒的に有名な名曲、マスネによる『タイースの瞑想曲』、ドビュッシーの『月の光』、そして、彼がわずか18歳の時に作曲した唯一のピアノ三重奏曲ト長調は初々しく、ロマンに溢れた作品で1982年まで楽譜は発見されずにいました。

私のアメリカでのパートナー、ピアニストのイリーナ・コフマンさん、何度かゲスト出演して頂いているチェリスト、渡部 玄一さんとの共演を楽しんで頂けたら幸せです。
では4月21日(日曜日)に代官山ヒルサイドでお会いできますことを心待ちにして!!

 アメリカの地より  大津純子

Junko’s Heart-to-Heart Concert No.32
≪音楽逍遥≫ “テーマはパリ!” 〜 The Theme is Paris! (Part 1)

*日程:2024年4月21日(日)15:30開演(15:00開場)
*場所:代官山ヒルサイドプラザ(ヒルサイドテラス内)
*入場料:一般 5,000円(高校生以下半額)

*出演:大津純子 ヴァイオリン Junko Ohtsu, violin
イリーナ・コフマン ピアノ Irena Kofman, piano
渡部玄一 チェロ Gen-ichi Watanabe, Cello
<曲目>:

* ホアキン・トゥリーナ : ピアノ・ヴァイオリン・チェロのための幻想曲 “環” 作品91(1942)
Joaquin Turina (1889-1942): “Circulo”, Fantasia para Piano, Violin y Violoncello (1942)

* マニュエル ・デ・ファリャ/ クライスラー:スペイン舞曲第1番(オペラ『はかない人生』より)
Manuel de Falla (1876-1946) / Fritz Kreisler (1875-1962): Danse Espagnole from the Opera “La Vida Breve”

* モーリス・ラヴェル : ハバネラ形式による作品 (1907)
Maurice Ravel (1875-1937): Pièce en forme de Habanera (1907)

* クロード・ドビュッシー:月の光『ベルガマスク組曲』より (1890)
Claude Debussy (1862-1918): Clair de Lune from Suite Bergamasque (1890)

* ジュール・マスネ :タイースの瞑想曲〜オペラ『タイース』より (1893)
Jules E.F. Massenet (1842-1912): Thaїs: Méditation (1893) from the Opera “Thaїs”

* クロード・ドビュッシー:ピアノ・トリオ ト長調 L. 5 (1880)
Claude Debussy (1862-1918): Piano Trio G major, L. 5 (1880)

(*曲目は変更になることがあります)

*協賛:株式会社 ICMG、 Do Good Associates、ヒノキ新薬株式会社
*協力:株式会社 小田原 鈴廣、合資会社 大和川酒造店、ワインズ新富屋、NPO えこお
株式会社 Dia-cubed
*主催:大津純子室内楽実行委員会

今回のコンサートのパンフレットは、下記を御覧ください。
パンフレット表面
パンフレット裏面

*お申し込み・問い合わせ:大津純子室内楽実行委員会
* Tel&Fax 03-3486-8740
 * Internet https://www.junko002.com/
(* Faxご利用の場合は、裏面の申込者をお使いください。)

心のコンサート その31*ご来場への御礼と新年のご挨拶*

昨秋10月22日の<心のコンサート その31>にご出席くださいましたことへの御礼文執筆が(諸事情あって)とても遅れてしまい、情けないことに2024年を迎えてしまいました!!御礼と新年のご挨拶が重なりましたことお詫び申し上げます。

元旦一番に飛び込んできたニュース(アメリカ東海岸と日本との時差は現在13時間あり、私の今居るアメリカが半日遅れ)が能登半島を襲った大地震。そしてその翌日には日本航空ジェット機と海保機の信じがたい衝突事故・・・あまりに衝撃的な出来事に悲しみでいっぱいの思いでいます。日を重ねるごとに犠牲となられた方々の人数が増え続けていることに胸が痛むばかりです。寒さと雪に阻まれて救出作業が難航しているとの報道を耳にします。被災者の皆様への支援物資が1日も早くお手元に届きますことを、また、犠牲になられました方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

辰年は気運のエネルギーが強く、良きことも悪しきことも大きく動くと聞いています。大地震のあとに何が続くのか想像もつきませんが、良きことへのエネルギーに繋がっていきますように!


さて、大変遅ればせながら昨秋10月の<心のコンサート・その31〜ウィーンを舞台に!> にご出席くださり誠にありがとうございました。お陰様で盛会のうちに終えることが出来ました。選曲が素晴らしかった、との多くのご意見に感謝申し上げます。

”今の不穏な時代、セレクトしてくださった優しくて美しい曲の数々に心が浄化されるようでした・・・大津純子さんの心配りを感じます”  とのお言葉に、今後も頑張らなくちゃ!と張り切っています。皆様から頂いた感想の数々を噛み締めながら、改めて音楽の持つ「包容力」の大きさに感じ入っています。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

<心31>コンサートより開始した新しいシリーズ『音楽逍遥』(音楽そぞろ歩き)では様々な作曲家が関わった土地や彼らの作品の生まれたバックグラウンドなどをご紹介しながら演奏を楽しんで頂こうという趣向です。

ちょっとだけ(笑)今年2024年の<心のコンサート・その32&その33>の予告をいたしますね!コンサートテーマは、そのままずばり ”テーマはパリ!”  なんです。

第一回目、来る4月21日(日)午後3時半開演のコンサートには、久しぶりにアメリカから友人ピアニスト、イリーナ・コフマンを迎えます。チェリストの渡部 玄一さんに加わって頂き、スペイン人作曲家、ホアキン・トゥリーナ(1882−1949)の『ピアノ・ヴァイオリン・チェロのための幻想曲・円(Circulo)』、そして、クロード・ドビュッシー(1862−1918)18歳の時の初々しい作品『ピアノ三重奏曲 』ト長調をご披露します。他にもヴァイオリンやチェロ、そしてピアノのソロ曲もありますから、ヴァラエティーに富んだ楽しいプログラムになると思います。まもなく4月21日(日)コンサートのご案内を差し上げますので、どうぞ  乞う ご期待!!

寒さが厳しくなってまいりますね。インフルエンザや(ガッカリすることに)未だコロナが猛威を振るっているとか。

皆様には心してご自愛くださいませ。

4月の再会を心待ちにしています。

大津 純子

 

 

心のコンサートその31

Junko’s Heart-to-Heart Concert No.31
《音楽逍遥 その1》ウィーンを舞台に!
〜Musical Stroll in Vienna〜

9月に入り、ようやく酷暑から解放されて秋風が・・・と書きたいところですが、

どうやらまだまだ猛暑は続くとの予報とか。皆様にはお大事にお過ごしでしょうか?

 

異常気象による天災が世界各地で起きています。大規模な山火事、豪雨による大洪水、大型ハリケーンや台風などなど。犠牲となられました方々への追悼の思いとともに、

被災者の皆様には心よりお見舞い申し上げます。天災への対処だけでも大変ですのに、私利私欲に取り憑かれて闘争・戦争を続ける人間たちの無神経さにはゲンナリします。でも惑わされることなく、意欲的に前進することが“社会に明るい灯火をもたらす第一歩に繋がる”と信じて歩んでいきたいですね。

 

10月22日(日曜)代官山ヒルサイドプラザにて午後3時半開演(開場午後3時)

<心のコンサート その31>のご案内を申し上げます。

今回は「音楽逍遥 その1」と題してウィーンにゆかりある作曲家たちの作品を取り上げて “音楽そぞろ歩き” を楽しんでいただきたいとの企画です。

 

音楽の都・ウィーンではハプスブルク帝国の宮廷文化の下、皇帝、貴族はもとより一般大衆にも音楽を愛好する市民文化が発展しました。そのため才能あふれる作曲家や演奏家がウィーンに集まってきたのです。18世紀から19世紀にかけては、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトたちが活躍し、19世紀後半から20世紀前半にかけてはブラームス、ブルックナー、マーラー、シェーンベルク、ベルクなどヨーロッパの近代・現代音楽の大作曲家たちがウィーンを拠点に活動しました。“ワルツ王”として大成功をおさめた生粋のウィーン人、ヨハン・シュトラウスの軽快なワルツは、豪華絢爛な楽友協会大ホールで毎年開催されるウィーンフィルハーモニーによる

ニューイヤー・コンサートでお馴染みですよね。ハプスブルク王朝の重要な歴史的建築が建ち並ぶ街並みは美しく、シェーンブルン宮殿(何と1441室もある!)や国立歌劇場、また、チラシに描かれているシュテファン寺院はウィーンの文化を代表する重要な建物です。1949年制作のクラシック映画『第三の男』に登場する大観覧車は“これぞウィーン!”と言える存在です。しっかり(笑)チラシに描き入れていただきました。

様々な魅力に溢れたウィーンを音楽で楽しんでいただけたら幸いです。

 

お申し込みに関してですが、9月6日〜8日にかけて電話での対応ができませんが、Faxでのご連絡は大丈夫とのことです。申し訳ございませんがご了承くださいませ。

では当日会場でお目にかかれますことを心待ちにいたしております。

どうぞご自愛くださいませ。

ニューヨークより  大津純子

2023年9月吉日

Junko’s Heart-to-Heart Concert No.31
大津純子 心のコンサート その31《音楽逍遥 その1》ウィーンを舞台に!〜Musical Stroll in Vienna〜

日時:2023年10月22日(日)開演15:30(開場15:00)
場所:代官山ヒルサイドプラザ(ヒルサイドテラス内)
入場料:一般5,000円 高校生以下 半額

演奏:大津純子・ヴァイオリン Junko Ohtsu, violin 
鷲宮美幸・ピアノ Miyuki Washimiya, piano

<プログラム>
(✫チラシにある “シューベルト:ソナティネ2番”は、ベートーヴェン:ソナタ第1番に差し替え。
Instead of Schubert: Sonatina No.2, Beethoven: Sonata No.1 will be on the program.)

* F.クライスラー (1875-1962):美しきロスマリン Op.55 No.4
 Fritz Kreisler: Schön Rosmarin Op.55 No.4

* L.ヴァン ベートーヴェン (1770-1827): ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ニ長調 Op.12-1
Ludwig van Beethoven: Sonata No.1 D major Op.12-1

I. Allegro con brio (明るく華やぎに満ちて)
II. Tema con Variazioni – Andante con moto (テーマと4つの変奏曲)
       III. Rondo – Allegro(ロンド – 快活に)

* J.ブラームス(1833-97): 4つの歌 Op.70 より
Johannes Brahms: from “4 Gesänge” Op.70
       
・セレナーデ (Serenade)
        ・ひばりのさえずり (Lerchengesang)

* R.シュトラウス (1864-1949): <即興曲 〜 アンダンテ・カンタービレ> Op.18
(ヴァイオリン・ソナタより第2楽章)
Richard Strauss : “Improvisation ~ Andante Cantabile” (Second movement from Violin Sonata Op.18)

* E.W.コルンゴールド (1897 -1957): <マリエッタの歌> オペラ『死の都』Op.12より  Erich Wolfgang Korngold: From the opera “Die tote Stadt” Op.12

* F.クライスラー/Fritz Kreisler (1875-1962):
愛の喜び (Liebesfreud)
愛の悲しみ (Liebesleid)
中国の太鼓(Tambourin Chinois)

* プラス α(アルファ):

F.レハール(1870-1948)/Franz Lehar: メリー・ウイドゥのワルツ
“唇は黙っていてもヴァイオリンはささやく”
The Merry Widow’s Walz ~ “Lippen schweigen, `s flüstern Geigen

協賛:株式会社ICMG, Do Good Associates,合資会社 大和川酒造店, ヒノキ新薬株式会社
協力:株式会社 小田原 鈴廣, 甲府ワインズ新富屋, NPOえこお, 株式会社 Dia-cubed
主催:大津純子室内楽実行委員会

今回のコンサートのチラシは、下記を御覧ください。
チラシ表面
チラシ裏面

お申込み・お問合せ:Tel&Fax: 03-3486-8740
Internet 申込み: https://www.junko002.com/
*Faxご利用の場合は、裏面の申込書をお使いください。

ROSES AT TWILIGHT Concert 2023 のご案内

Dear Friends,

 

It is with great pleasure that we invite you to:

 

🌹 ROSES AT TWILIGHT Concert 2023 🌹

Eternal Love: Its Joys and Sorrows

TUESDAY, AUGUST 29 AT 6:30 PM

 

THE BASILICA PARISH OF THE SACRED HEARTS OF JESUS AND MARY

168 HILL STREET, SOUTHAMPTON

FREE TO THE PUBLIC

 

This year’s Roses at Twilight concert is a bright and uplifting evening of solo violin and piano repertoire performed by the splendid duo: internationally acclaimed violinist Junko Ohtsu and brilliant pianist Dan Franklin Smith.

 

This vibrant, one hour program includes all-time favorites including Edward Elgar’s Salt d’Amour, Fritz Kreisler’s Love’s Joy and Love’s SorrowsMeditation from the opera “Thaïs” by Jules Massenet, La Campanella by Niccolò Paganini and others.

 

“Superior performance”; “Rhapsodic and delicate coloration” – NY Times

 

 

This free concert is a collaboration between the Southampton Cultural Center https://www.scc-arts.org/ and the Basilica Parish of the Sacred Hearts of Jesus and Mary https://www.shjmbasilica.org/ Donations to either or both of these worthy institutions would be greatly appreciated.

 

With love and best wishes,

 

Sarah Moulton Faux & Junko Ohtsu: Founders of Summer Roses Series

心のコンサート その30 *ご来場ありがとうございました*

『心のコンサート その30』開催は4月23日(日)でしたのに、お礼状を認めている今日は何と7月4日(火)です!すっかりご無沙汰を重ねてしまい申し訳ありません。

因みに本日はアメリカ独立記念日。夕方からの激しい雨も収束し、アメリカ各地では恒例の花火大会で盛り上がっています(もっとも私の花火見物はもっぱらCNNの実況中継です)。ワシントンD.C.から中継された花火は、アメリカ空軍音楽隊と合唱による<1812 序曲>(The Year 1812, Solomon Overture, Op.49が正式曲名)の演奏に伴われ、とても壮大で華麗な花火でした。因みにこの曲、1812年ナポレオン率いるフランス軍がロシア侵略を試みた折、その防御に成功した記念としてチャイコフスキーが1880年に作曲し、1882年にモスクワで初演されたもの。なにせ大砲やベル、そしてブラス楽器によるファンファーレがド派手(笑)で、アメリカ独立記念の定番曲となっているのですが、現在起きているロシアによるウクライナ侵略戦争のことを思うと何やら納得いかない思いを持つのは私だけでしょうか・・・。

ニューヨーク(マンハッタンのEast River)で繰り広げられた花火ショーのは、もちろんフランク・シナトラの<New York, New York>がトリでした。政治的には見事に二つに分断されたアメリカ社会ですが、こういったお祭りの時には人々がひとつに集うのですね。いつもこういった高揚感を互いに分け合ってくれたらどんなにか良い社会が作れることか、とつくづく思ってしまいます(ため息)。

すっかり話が外れてしまいましたが、今回はコンサートに先駆けて諸用が重なったことが影響して前準備開始が出遅れ、チラシが出来上がったのが1ヶ月前(!)というギリギリの出航でした。それにも拘らず “楽しみに待っていましたよ”と温かいお言葉をお届けくださり、ご出席いただけましたことに心より御礼申し上げます。実はコンサート終了後直ぐにお礼状作成に取り掛かったのです。でもアメリカへの移動や自分の体調が今ひとつ優れないままに文面完結までに2ヶ月以上経ってしまいました。

今回のプログラムは昨年秋に催した<秋に歌う>コンサート(その29)の続編としてフランツ・シューベルトの作品を中心とした企画でした。昔から彼の音楽は大好きでしたけれど、その生涯を知れば知るほど一つひとつの作品に秘められた彼の心のあり方により一層強く惹かれるようになりました。ヴァイオリンを通して 彼の思いを多くの皆様に伝えさせて頂きたいと ますます感じているこの頃です。彼のどの作品も素晴らしいけれど、「歌曲の王」と称えられるように700曲以上もある歌曲のなんと美しいこと!!優しさと強さに裏打ちされた旋律、華麗に変遷していくハーモニーも格別で、“心にそっと触れるよう”な音楽ですのに、でもそのように何気なく、自然な音楽の流れとして表現するのは正直とっても難しいのです。それだけに全てがうまく噛み合った時の喜びは一入です。演奏後、お客様とお話しすることができましたが、“シューベルトの音楽の美しさは特別・・・心に染み入って来て涙がでました”とおっしゃる方々が沢山いらして本当に嬉しくなりました。また、ある方はアンコールに演奏した歌曲<セレナーデ>に関する素敵な感想をお葉書に認めて送ってくださいました。

<セレナーデ>を聴かれて、昭和8年に制作された映画『未完成交響曲』のことを想い出し、DVDを引っ張り出して主演していたマルタ・エッゲルト(ハンガリー出身の女優で歌手でもあった)を改めてご覧になられたそうです。お葉書には“古い映画には心の触れるものがありますね。ありがとう・・・”とお言葉が添えられていて、心がホンわりと温かくなりました。

ご参考までに、1933年(昭和8年)に製作されたこのオ―ストリア映画はフィクションではあるけれど交響曲『未完成』をテーマにしていたため、同交響曲を巷に大きく広めたそうです。映画の原題は歌曲<セレナーデ>の最初の歌詞からとられていて「秘めやかに流れる我が調べ」(Leise flehen meine Lieder)。少しばかり“あらすじ”を書いてしまうと、貴族の娘の家庭教師となったシューベルトは彼女と恋に落ちるが、貧しい作曲家との交際は親の妨害で成就せず、彼女は親の決めた人物と結婚することになる。その結婚式でピアノを演奏したシューベルトは、未完成の曲の譜面に「我が恋実ることは叶わず、この曲もまた未完成なり」と記す・・・

ふ〜む、本当に昔の映画にはロマンと そこに漂う何か(これが大事!)が溢れていて私も心惹かれます。現代のようなスピード感はないかもしれませんが、作り手が観客の立場に立ち、ひとつひとつ丁寧に大切に作り上げているのを感じるのです。もし機会がおありでしたら是非ご覧になってくださいませ!

さて、前述の映画『未完成交響曲』の中で描かれているように、シューベルトの人生は多くの(彼の音楽に魅了された)友人たちに囲まれていましたが、社会的な成功を享受出来たわけではありません。とても大人しくて優しく、自分を売り込むことのできない性分だったため、Schubertiade (シューベルティアーデ)という、彼の才能に心酔し出世の道を切り開いてあげたいと願う素晴らしい仲間たちに(金銭的にも)助けられながらの厳しい人生でした。すべての苦悩は喜びと共に自身の作品の中に昇華させていたのですね・・・というわけで、今しばらくは私のシューベルトを追い求める旅にお付き合いいただくことになるかもしれませんが、よろしくお願い申し上げます。

只今次回の10月22日(日)「心のコンサート その31」の曲目を選考中です。

楽しんでいただけるプログラムを企画いたしますので是非またお出かけくださいませ!

大変長くなりました。暑い、暑い夏の本番はこれからですね。どうぞ皆様ご自愛くださいますよう、そして今秋10月の再会を心待ちにしています。

 

大津 純子

ニューヨーク郊外にて

2023年7月4日

心のコンサートその30

Junko’s Heart-to-Heart Concert No.30
<春の喜び 〜 Songs for Spring >(続編)

チケット申込<心のコンサートその30>

ご無沙汰しています。コロナ禍以来、なんだか時間の経過が極端に速くなってしまったように感じるのは私だけでしょうか?2023年が明けたばかりと思っていたのに、何と3月も残りわずか・・・まるで世の中の動きすべてが“急ぎ足”で去って行くような思いがします。
早々と桜開花宣言が発表され、所によってはすでに満開?三年ぶりにたっぷり桜を楽しむ予定だったのに、私が到着する3月末には“葉桜鑑賞”となりそう・・・それも寂しいなぁ。

大したことをしていないようなのに矢鱈と忙しく、とにかく時間が足りない!!!
諸事に翻弄されていたら、4月23日(日曜)の代官山コンサート準備が出遅れてしまい、チラシが未だ出来ていないのです(スミマセン・・・)。とりあえずプログラム内容は決定しているので情報を一足先に掲載させていただきますね。近日中にコンサートお申し込み受付も始めたいと考えていますのでよろしくお願い申し上げます。

以下、チラシと共にお送りするコンサート案内文です。ご一読いただけると嬉しいです。

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きびしい寒さを乗り越えて色とりどりの花々が華やぎを添える美しい季節となりました。 
皆さまにはお変わりなくお過ごしでいらっしゃいますか?             
3年ぶりに再開した昨秋の「心のコンサート・その29」では、まだコロナへの不安が残っていたにもかかわらず多くの皆さまがお運びくださり、その喜びは一入でした。心より御礼申し上げます。

さて、昨秋のプログラム『秋にうたう〜』の後編として、来たる4月23日(日曜日)に『春の喜び 〜 Songs for Spring』 を開催いたします。会場はいつもの代官山ヒルサイドプラザ、開演時間は午後3時半(開場 午後3時)となります。休憩なしの1時間ちょっとのプログラムです。
どうぞ午後のお散歩がてらお出かけくださいませ!!

前回はフランツ・シューベルト(1797〜1828)20歳の作品:ヴァイオリン・ソナタを聴いていただきましたが、今回は彼の31年の短い生涯最晩年に作曲された“ヴァイオリンとピアノのための幻想曲”をお届けしたいと思います。そのタイトルのごとく眩いばかりの色彩の中で夢が自由に交錯していくような素敵な作品です。シューベルトの音楽の魅力は、彼の心の中にある熱い思いが“優しさ”“哀しみ”“喜び”となり、彼独自の美しいハーモニーに乗って聴き手の心に訴えてくることなのではないでしょうか。その見事な魔術にいつも胸を打たれます。素敵な歌曲(リート)も数曲ご紹介したいと思っています。彼の音楽は“歌ごころ”そのものです。

ご報告があります。本年1月西武文理大学からの委嘱を受け<ホスピタリティ大使・特命教授>に就任いたしました。ホスピタリティとは“温かい おもてなしの心”。同大学が目指す「真心」「思いやり」「豊かな人間性」に溢れる若者の育成は、今の難しい社会環境の中では決して見過ごしてはならない大切な使命だと感じます。そのあり方は、2005年に始まった私の≪心のコンサート・シリーズ≫の趣旨と重なり、一緒に手をつなぐ仲間の輪が今ひとつ広がるようで嬉しい思いがしています。では4月23日(日曜)にお目にかかれますことを楽しみに!!!

大津 純子

2023年3月吉日

追伸:コロナ規制の撤廃が発表されたものの罹患は未だ続いています。どうぞ体調にご留意くださいますように! 会場にはアルコール消毒液を設置し、また、ご自身のご判断に委ねさせていただきますが、どうぞマスクもご着用くださいませ。まだ不安定な状況ですので大変残念ですが終演後のレセプションは今回もお休みとなります。でも代わりに前回同様ちょっとお洒落なサプライズを用意していますのでご期待くださいね!

Junko’s Heart-to-Heart Concert No.30
大津純子 心のコンサート その30 <春の喜び 〜 Songs for Spring >(続編)

日時:2023年4月23日(日)開演15:30(開場15:00)
場所:代官山ヒルサイドプラザ(ヒルサイドテラス内)
入場料:一般5,000円 高校生以下 半額

演奏:大津純子・ヴァイオリン  鷲宮美幸・ピアノ

<プログラム>

* * F. メンデルスゾーン(1809〜1847):無言歌集より『春の歌』
Felix Mendelssohn (1809-1847): Spring Song from

* F. シューベルト (1797〜1828):
Franz Schubert (1797-1828):

•水によせて歌う Op.72 D.774
Auf dem Wasser zu singen Op.72 D.774

•セレナーデ : 歌曲集『白鳥の歌』より D.957 (M.エルマン編曲)
Ständchen (Serenade) from D.957 (arr.by M. Elman)

* * F. シューベルト(1797〜1828): 幻想曲ハ長調 D.934 Op.159
Franz Schubert (1797-1828): Fantasy C major D.934 Op.159

* W. R. ワーグナー (1813〜1883): 小品集より『ロマンス』
W. Richard Wagner (1813-1883): Romanze from

* * E. エルガー(1857〜1934): 『気まぐれ屋さん』Op.17
Edward Elgar (1857-1934): La Capricieuse Op.17

協賛:株式会社ICMG, Do Good Associates,合資会社 大和川酒造店,ヒノキ新薬株式会社
協力:株式会社 小田原 鈴廣, 甲府ワインズ新富屋, NPOえこお, 株式会社 Dia-cubed
主催:大津純子室内楽実行委員会

今回のコンサートのチラシは、下記を御覧ください。
チラシ表面
チラシ裏面

お申込み・お問合せ:Tel&Fax: 03-3486-8740
Internet 申込み: http://www.junko002.com/
*Faxご利用の場合は、裏面の申込書をお使いください。