心のコンサート その30 ご来場ありがとうございました。

 

 

 

 

 

ご来場ありがとうございました。

この度のコンサートに先駆けて諸用が重なっていたため 前

準備がすっかり遅れてしまいました。チラシが出来上がったのが1ヶ月前(!)というギリギリの出発でしたから、皆様には大変ご迷惑を

お掛けいたしました。それにも拘らず “楽しみに待っていましたよ”と温かいお言葉をくださりご出席いただけましたことに心より御礼申し上げます。

今回は昨年秋に催した<秋に歌う>コンサート(その29)の続編としてフランツ・シューベルトの作品を中心としたプログラムでした。昔から彼の音楽は大好きでしたけれど、彼の生涯を知れば知るほど一つひとつの作品に秘められた心の動きにより強く惹かれ、ヴァイオリンを通して 彼の思いを聴いてくださる方々に伝えさせて頂きたいと思うようになりました。どの作品も素晴らしいけれど、「歌曲の王」と言われるように700曲以上もある歌曲の美しいこと!!優しさと強さに裏打ちされた旋律、華麗に変遷していくハーモニーも格別で、“心にそっと触れる”音楽ですのに、でもそのように何気なく、自然な音楽の流れとして表現するのは正直とっても難しいのですが、全てがうまく噛み合った時の喜びは一入です。というわけで、今しばらくは私のシューベルトを追い求める旅にお付き合いいただくことになるかもしれませんが、よろしくお願い申し上げます。